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2019.03.02 

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沖縄県民投票

2月24日、沖縄で辺野古移設を問う県民投票があり、埋め立て反対が72%で、有権者の4分の1を超えた。
投票の選択肢に問題があるのではないかと言う声もあるようだが、そこで働く人、またそこから利益を得る人以外、近くに軍事基地があることを歓迎するはずもなく、この結果はある意味当然だろう。

安倍総理大臣は、「普天間の危険除去のために辺野古への移設が不可欠」との発言をしている。
確かにこれは間違いではないと思うが、結局例のごとく巧妙に論点をずらして、すべての負担を沖縄に押し付けることを正当化してるという感じがするのは否めない。
沖縄は戦争で大変な被害を受けたうえ、さらに戦後今に至るまでずっと大きな基地負担を強いられてきた。
このまま押し付け続けるだけでも問題があると思うが、さらに新しい基地を作り、それを正当化するのはいかにもひどいように思う。

そもそも基地が市街地の真ん中にあったわけではなく、仕事を求めて基地の周りに人が集まってきたため危険な場所になったのだろう。
そして、基地が全く無くなれば仕事を失い困る人がいるため、彼らを救うという口実で近くに別の基地を作る。
このままでは、この悪循環が続き、さらに沖縄に基地が固定してしまうのではないだろうか。

利害や意見がが対立する場合、より立場の強いものが出来る限り弱いものの意見を尊重しながら話し合い、それでも結論が出ない時は、相手が納得するまで心からお願いするというのが本来の形だと思う。
今思えば、以前は大きな流れはこうだったように思う。ただ、それでは何も決まらないという不満が大きくなり、最近は、力を持ったものが、弱い立場の者に対して、ある意味へ理屈とも思える理論をたてに、強引に自分の思い通りに事を進めていく風潮があるのではないか。これはまっとうな人間が強い力を持っているときは良いが、力を持った人間に不信感をが芽生え始めた時、言いようのない恐ろしさを感じてしまう。

日本はこのままで大丈夫だろうか?